為替義塾大学 

トレードはアウェイ環境では やってはいけない5つの理由

2024/02/11

トレードの世界では、「アウェイ環境」は、

自分の地域や得意な市場とは異なる
未知の市場や環境を指します。


この言葉は、一般的に、自分が不慣れであったり
 

情報やリソースが限られている場所や
市場での取引を行う際に用いられます。

トレーダーにとっての

「アウェイ環境」について解説していきます。

今回お伝えする
ノウハウはこちら

1 アウェイ時のマインドは
どういう状態なのか

2 コンフォートゾーンから
外れるとIQが下がる

3 トレードをアウェイ環境で
行うことの5つリスク

4 まとめ

 

1 アウェイ時のマインドは
どういう状態なのか

人間のマインドには「コンフォートゾーン」というものがあります。
コンフォートゾーンとは、

〝心理的に居心地がよい領域〟という意味です。

 

アウェイの時にうまくいかない理由は、

コンフォートゾーンから外れるとパフォーマンスは落ちるからです。
 

たとえば
 

あなたは仲の良いお友達はいませんか?

何をするにも一緒のお友達がいませんか?
 

そのお友達が、あなたにとっての
コーンフォートゾーンということになります。


 

このコンフォートゾーンにいる時

あなたは至って
あなたらしく振舞えます。


 

お友達もあなたにとっての
コーンフォートゾーンということになります。
このコンフォートゾーンにいる時

あなたは至ってあなたらしく振舞えます。



しかし
 

普段あまり話さない人と一緒に
遊びに出かけたりするでしょうか?

 

しませんよね。

なぜなら、そうすることで
コンフォートゾーンから外れてしまうからです。


ちなみに、もし仮に
コンフォートゾーンから外れてしまったらどうなると思いますか?

きっと想像がつくのではないかと思いますが、

緊張のあまり話が弾ますに
余計に気まずい雰囲気になってしまうことでしょう。


このようにコンフォートゾーンから外れると

人のパフォーマンスは下がってしまうようにできているのです。

 

2 コンフォートゾーンから
外れるとIQが下がる

コンフォートゾーンから外れるとIQが
下がることが分かっております。


IQとはIntelligence Quotientのことを言います。

 

論理的にゲームの流れを思考する能力

ゲーム空間を高い視点で見渡す能力のことになります。

 

コンフォートゾーンの外側というのは
慣れていない場所であるがゆえに

 


不安が増すと、大脳辺縁系の偏桃体が
優位な状態になります。


そうすると、それと反比例するかのように

IQをつかさどる前頭前野の働きが抑えられてしまうのです。
 

その影響で
 
 

普段は簡単にできるようなことができなくなったり

相手の術中に簡単にはまったり

相手の勢いのにのまれてしまったりして

なかなか実力を発揮できなくなるのです。

 

3 トレードをアウェイ環境で
行うことの5つリスク

トレードをアウェイ環境で行うことのリスクとして

以下の5つの理由が挙げられます。
 

1 情報不足とリスク評価の困難
 

アウェイ環境では、自分が慣れていない市場や
地域での取引を行うため
十分な情報や
洞察を得ることが難しい場合があります。


 


例えば、地域の特性や動向、政治や経済の状況など、

投資判断に必要な情報が不足している場合、

リスクを適切に評価することが困難です。

その結果、予期せぬリスクにさらされる可能性が高まります。

 

2 文化や法律の違いによる誤解とトラブルのリスク
 

アウェイ環境では、地域ごとに文化や法律が異なるため、

投資や取引に関するルールや規制が予想外に異なることがあります。

 

これにより、法的なトラブルや誤解が生じるリスクが高まります。

​​​​​​​また、地域の文化や慣習に不慣れな場合、

ビジネスや投資における適切な行動が難しくなる可能性があります。

 

3 通貨リスクと市場の不安定性
 

​​​​​​​アウェイ環境での取引では、通貨の価値変動や市場の

不安定性が大きなリスク要因となります。
 

​​​​​​​外国為替市場での取引や経済の不安定な地域での投資は、

通貨の価値の急激な変動や市場の混乱に
さらされる可能性があります。


 

​​​​​​​このような状況下では、
トレーダーがリスクを管理することが難しくなり、

損失を被るリスクが高まります。

 

4 取引時間の制約と時差リスク
 

​​​​​​​アウェイ環境での取引では、時差や市場の開閉時間の違いにより、

取引のタイミングを見極めるのが難しい場合があります。

 

​​​​​​​自分の地域と異なる時間帯での取引は、

リアルタイムの情報収集や市場の動向を
把握するのが難しくなります。

​​​​​​​これにより、投資判断の精度が低下し、
損失を被るリスクが増大します。


 

5 社会的・政治的リスクの増加
 

​​​​​​​アウェイ環境では、地域の社会的や政治的な状況が

投資に与える影響が大きくなります。

 

​​​​​​​例えば、政治的な不安定性や社会的な動乱が起こる可能性があり、

これにより市場が大きく揺れ動くことがあります。

​​​​​​​

​​​​​​​また、外国投資家に対する政策の変更や地域紛争など、

投資に悪影響を与えるリスクが高まります。

 

4 まとめ

アウェイではパフォーマンスが下がってしまう理由を
マインドの視点からご理解頂けたかと思います。

 

これらの理由から、
アウェイ環境でのトレードは慎重に行うべきであり、

リスク管理を重視する必要があります。

 

十分な情報収集や分析を行い、
地域の特性やリスクを理解した上で

適切な投資判断を行うことが重要です。

 

スポーツの世界でしたら

ホームとアウェイで試合を必ずやらないといけないですが

 

トレードの世界は、自身で判断することができます。

アウェイと感じたらトレードをやらないと判断する事が

相場の世界で長く戦う為に重要になってきます。